電子書籍に切り替えようか迷っているけれど、便利そうな反面「紙のほうが頭に入る」「あとで読めなくなるのでは」という声も聞いて、電子書籍のメリットとデメリットを整理できずにいませんか?
この記事では、電子書籍のメリット7つとデメリット6つを、実際に使って差が出る順に解説します。
読み終えると、自分の読書スタイルなら電子書籍に向いているかどうか、どの本を電子にしてどの本を紙に残すべきかが判断できます。
全体の始め方は電子書籍の始め方|端末・ストア選びから最初の1冊まで5ステップにまとめています。
電子書籍のメリットは「場所・値段・すぐ読める」、デメリットは「貸せない・売れない・目」

電子書籍の最大のメリットは、場所を取らず、紙より安く、買った瞬間に読めることです。
最大のデメリットは、人に貸せず、売れず、スマホで読むと目が疲れやすいことです。
この差は「読んだら終わりの本」か「手元に残して何度も開く本」かで評価が逆転します。
まずは一覧で全体を見てから、1つずつ確認していきます。
| メリット | デメリット |
|---|---|
| 場所を取らない | 人に貸せない・中古で売れない |
| 紙より安いことが多い。セールがある | スマホの画面だと目が疲れやすい |
| 買った瞬間に読める | 電子化されていない本がある |
| 文字を大きくできる・検索できる | ストアが終了すると読めなくなる可能性 |
| 何百冊持ち歩いても重さゼロ | 「どこまで読んだか」を手の感覚でつかみにくい |
| 暗い場所でも読める | ストアをまたいで本を移せない |
| 読み放題サービスがある | — |
電子書籍のメリット7つ

1. 場所を取らない
本棚が要らず、引っ越しで段ボールが本で埋まることもなくなります。
100冊でも1,000冊でも、スマホ1台に収まります。
本が増えるたびに置き場所に困っていた人ほど、この差を実感します。
2. 紙より安いことが多い
同じ本でも電子版は1〜2割ほど安く設定されていることが多く、さらに日替わりや月替わりのセール、ポイント還元、クーポンが重なります。
漫画を全巻そろえるなら、セールを待てば紙の半額以下になることも珍しくありません。
3. 買った瞬間に読める
深夜でも出先でも、買って数秒で読み始められます。
「続きが気になるのに本屋が閉まっている」がなくなります。

4. 文字サイズを変えられる・検索できる
文字を大きくできるので、老眼や疲れ目でも読みやすくなります。
全文検索で「あの話はどこだったか」をすぐ探せ、分からない言葉は長押しで辞書が引けます。
5. 何冊持ち歩いても重さがゼロ
通勤や旅行に、読みかけの本を何冊でも持って行けます。
分厚い専門書や辞書のような本ほど、電子の恩恵が大きくなります。
6. 暗い場所でも読める
画面が光るので、寝室の照明を落としても、隣で家族が寝ていても読めます。
専用リーダーのフロントライトなら、目への刺激も抑えられます。
7. 読み放題サービスがある
Kindle Unlimitedのように、月額で対象の本を何冊でも読めるサービスは電子書籍にしかありません。
月に数冊読む人なら、買うより安く済みます。
気になった本を「とりあえず読んでみる」ができるので、読書の幅が広がるという声も多いです。
あわせて読みたい:Kindleとは?本・端末・読み放題の3つの意味と始め方をやさしく解説
電子書籍のデメリット6つ

1. 人に貸せない・中古で売れない
電子書籍は「読む権利」を買っているので、家族や友人に貸すことも、読み終えて売ることもできません。
紙なら読んだあとに売って次の本の資金にする、という使い方ができますが、電子ではできません。
2. スマホの画面だと目が疲れやすい
液晶画面を長時間見続けると、紙より目が疲れやすい人が多いです。
対策は、専用リーダー(電子ペーパー)を使う、文字を大きくする、画面の明るさを下げる、の3つです。

3. 電子化されていない本がある
作者の意向や権利の都合で、電子版が出ていない本はまだあります。
読みたい本が電子にない場合は、紙で買うか図書館で借りるしかありません。
4. ストアが終了すると読めなくなる可能性
過去に終了したストアは、他社への引き継ぎや返金で対応した例がほとんどですが、「絶対に大丈夫」とは言えません。
大手のストアに絞って買うのが現実的な対策です。
5. 「どこまで読んだか」を手の感覚でつかみにくい
紙は残りの厚みで進み具合が分かりますが、電子は数字の表示だけです。
「頭に入らない」と感じる人の多くは、この感覚の違いに慣れていないことが原因です。
数冊読めば慣れる人がほとんどです。
6. ストアをまたいで本を移せない
Kindleで買った本を楽天Koboのアプリで読むことはできません。
複数のストアで買うと本棚が分かれてしまうので、最初にストアを決めておく必要があります。

結局、電子書籍に向いている人・向いていない人

月に3冊以上読む人は、場所と値段の差だけで電子書籍のメリットがデメリットを上回ります。
向いている人は、本が増えて置き場所に困っている人、通勤や移動中に読む人、漫画や小説をたくさん読む人、老眼で文字を大きくしたい人です。
向いていない人は、本を貸し借りして楽しむ人、読み終えたら売りたい人、書き込みながら何度も開く参考書が中心の人、そして紙の手触りそのものが好きな人です。
両方に当てはまる人は、読んだら終わりの本を電子、手元に残す本を紙、という使い分けで両方の良さを取れます。
どの本を紙で持つか迷うときは紙の本と電子書籍のメリット・デメリット|紙で持つべき本の決め方で、決め方をまとめています。
よくある質問

電子書籍は紙より記憶に残りにくいというのは本当ですか?
紙のほうが位置の記憶と結びつきやすいという研究はありますが、差は慣れで小さくなるという報告もあります。
気になるなら、ハイライトとメモを使って能動的に読むと定着しやすくなります。
電子書籍のほうが安いのはなぜですか?
印刷・在庫・配送の費用がかからないためです。
ただし出版社の方針で紙と同じ価格の本もあり、必ず安いわけではありません。
電子書籍はいつまで読めますか?
アカウントが有効で、ストアが続いている限り期限はありません。
端末を買い替えても、同じアカウントでログインすれば本は戻ってきます。
電子書籍は子どもの読書にも向いていますか?
絵本や児童書も充実しています。
ただしスマホだと他のアプリに気を取られやすいので、子ども向けには専用リーダーのキッズモデルのほうが読書に集中できます。
紙の本と同じ日に発売されますか?
同時発売が増えていますが、電子版が数週間から数か月遅れる本もまだあります。
発売日に読みたい本は、商品ページで電子版の発売日を確認してください。
電子書籍のデメリットを減らす方法はありますか?
目の疲れは専用リーダーで、ストア終了のリスクは大手に絞ることで、貸せない問題は読み放題や紙との使い分けで、それぞれ小さくできます。
デメリットの多くは工夫で補えます。
電子書籍のメリットを最大限に活かすコツはありますか?
ストアを1つに絞り、セールとポイント還元を待って買い、読み放題の無料体験で読書量を確かめる、の3つです。
とくにストアを絞ると、本棚が1つにまとまり、貸せない・移せないというデメリットも気にならなくなります。
まとめ

| 知りたいこと | 答え |
|---|---|
| 最大のメリット | 場所を取らない・安い・すぐ読める |
| 最大のデメリット | 貸せない・売れない・スマホだと目が疲れる |
| 向いている人 | 本が増えて困っている人、移動中に読む人、たくさん読む人 |
| 使い分け | 読んだら終わりの本は電子、残す本は紙 |
電子書籍のメリットとデメリットは、どちらも「本をデータで持つ」ことから来ています。
自分の読み方に合わせて、電子と紙を使い分けるのがいちばん後悔しない選び方です。

