新しい本を買うたびに、電子書籍と紙の本のどっちがいいか迷って、結局レジの前やカートの中で決めきれずにいませんか?
この記事では、電子書籍と紙の本をどっちにするかを、本の種類・読む場所・読んだあとにどうするか、の3つの軸で決める方法を解説します。
読み終えると、本を手に取った瞬間に「これは電子」「これは紙」と迷わず決められるようになります。
それぞれのメリット・デメリットを一覧で見たい人は電子書籍のメリット・デメリット7つと6つ|向いている人の見分け方を先にどうぞ。
電子書籍と紙の本はどっちがいい?「読んだら終わり」なら電子、「残す・貸す・書き込む」なら紙

読んだら終わりの本は電子書籍、手元に残す本・人に貸す本・書き込む本は紙の本、で選べば大きく外れません。
どちらか一方に統一する必要はなく、本ごとに使い分けるのがいちばん満足度が高い方法です。
迷ったときは、次の3つの質問に順番に答えてください。
| 質問 | はい | いいえ |
|---|---|---|
| 1年後にこの本を開く? | 紙 | 次の質問へ |
| 人に貸したい・あとで売りたい? | 紙 | 次の質問へ |
| 外で読む・置き場所がない? | 電子 | 好みで決めてよい |
本の種類で決める

電子書籍が向いている本
- 小説・ライトノベル:一度読んだら終わり。
巻数が多いシリーズほど場所の差が大きい
- 漫画:全巻そろえると本棚を圧迫する。
セールで安くそろう
- ビジネス書・自己啓発書:読み放題の対象が多く、ハイライトで要点を残せる
- 雑誌:読み終えたら捨てる前提の本。
読み放題と相性がいい
紙の本が向いている本
- 参考書・問題集:書き込む、付箋を貼る、行ったり来たりする
- 料理本・図鑑・写真集:大きな紙面で見たい。
開きっぱなしにしたい
- 絵本:めくる動作や手触りも含めて楽しむもの
- 思い入れのある本:本棚に並べておきたい、サインをもらいたい

ジャンル別の判定表

本を手に取ったときに、この表で当てはめれば迷いません。
| ジャンル | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 小説・ラノベ | 電子 | 一度読んだら終わり。巻数が多いほど場所の差が大きい |
| 漫画 | 電子 | セールで安い。全巻でも場所ゼロ。カラーは端末次第 |
| ビジネス書 | 電子 | 読み放題の対象が多い。ハイライトで要点を残せる |
| 雑誌 | 電子 | 読み終えたら捨てる本。読み放題が便利 |
| 参考書・問題集 | 紙 | 書き込む。行ったり来たりする |
| 料理本・図鑑・写真集 | 紙 | 大きな紙面で見る。開きっぱなしにする |
| 絵本 | 紙 | めくる動作と手触りも含めて楽しむ |
| 技術書・専門書 | どちらでも | 検索したいなら電子、書き込むなら紙 |
技術書や専門書のように「検索もしたいし書き込みもしたい」本は、電子で買って読み、手元に残す1冊だけ紙で買い足すのが現実的です。
あわせて読みたい:電子書籍の始め方|端末・ストア選びから最初の1冊まで5ステップ
読む場所で決める

通勤電車、待ち時間、旅行先、ベッドの中。
家の外や暗い場所で読むことが多いなら電子書籍が圧倒的に楽です。
何冊持ち歩いても重さがなく、照明を落としても読めます。
逆に、家の机やソファで腰を据えて読むなら、紙の読みやすさが活きます。
目も疲れにくく、通知にも邪魔されません。
両方ある人は、外で読む本を電子、家で読む本を紙、と場所で分けるのも一つの方法です。
読んだあとどうするかで決める

貸す・売る・譲るなら紙
電子書籍は人に貸せず、売ることもできません。
家族で回し読みする本、読み終えたら売って次の本代にしたい本は、紙にしておかないと困ります。
読み返す・調べ直すなら、どちらでも
紙は「あのあたりに書いてあった」という場所の記憶で探せます。
電子は全文検索で言葉から探せます。
探し方が違うだけで、どちらも読み返しには向いています。

読んだら手放すなら電子
読んだあと本棚に戻さない本は、そもそも物として持つ理由がありません。
電子なら削除しても購入記録が残り、読みたくなればいつでも戻せます。
電子書籍と紙の本のデメリット・注意点
電子書籍は人に貸せず、売ることもできません。
スマホの液晶で長時間読むと目が疲れやすく、アカウントとストアが続く限り読めるとはいえ、サービス終了のリスクもあります。
読み放題の本は解約すると読めなくなるので、手元に残したい本は改めて買う必要があります。
紙の本は全巻そろえると本棚を圧迫するので、置き場所が足りない人や外で読むことが多い人には電子書籍のほうが合います。
値段で決める

同じ本なら、電子書籍のほうが1〜2割安いことが多く、セールやポイント還元を待てばさらに下がります。
紙は定価が基本ですが、読み終えて売れば実質の負担は下がります。
たくさん読む人は電子の割引が効き、1冊を大事に読む人は紙を売る前提でも損しない、というのが値段面での住み分けです。
迷いやすい本の実例
話題のビジネス書:一度読めば十分なことが多いので電子。
読み放題の対象なら買わずに済む。
全20巻の漫画:紙でそろえると本棚1段が埋まる。
電子ならセールで半額以下になることもあるので電子。
ただし手元に並べたい作品なら紙。
資格試験の参考書:書き込みと付箋が必須なので紙。
過去問はPDFで配布されていることもあるので、そちらは電子。

よくある質問

電子書籍と紙の本、どっちが頭に入りますか?
紙のほうが場所の記憶と結びつきやすいという研究はありますが、慣れとハイライトの活用で差は小さくなります。
「内容が入らない」と感じたら、まず電子の読み方(メモ・ハイライト)を試してみてください。
電子書籍と紙の本、どっちが安いですか?
定価で比べると電子のほうが安いことが多いです。
中古で買う・売る前提なら紙のほうが安くなることもあります。
電子書籍と紙の本、どっちが目に優しいですか?
紙です。
ただし電子でも専用リーダー(電子ペーパー)を使えば紙に近くなります。
スマホの液晶で長時間読むのがいちばん疲れます。
紙で買った本を電子で読み直したいときは?
交換の仕組みはないので、電子版を改めて買うか、自分でスキャン(自炊)することになります。
両方持ちたい本だけ電子を買い足す人が多いです。
紙と電子を混ぜると本の管理が大変になりませんか?
「読んだら終わりは電子、残すのは紙」とルールを決めておけば、迷いはなくなります。
電子はストアを1つに絞ると、本棚も1つで済みます。
子どもの本はどっちがいいですか?
絵本や低学年の本は紙が向いています。
読む量が増えてきたら、専用リーダーのキッズモデルで電子を試すのもよいです。
電子書籍と紙の本、どっちが環境にやさしいですか?
紙は印刷と輸送の資源を使い、電子は端末の製造と電力を使うので、一概には言えません。
たくさん読む人ほど電子の負荷が相対的に小さくなり、数冊しか読まない人は端末の製造分が上回ることがあります。
電子書籍と紙の本、どっちが長く残りますか?
紙は劣化しますが、物として数十年残ります。
電子はアカウントとストアが続く限り劣化しませんが、サービス終了のリスクがあります。
何十年も残したい本は紙、それ以外は電子、と考えれば大きく外れません。
読み放題があるジャンルは電子一択ですか?
ビジネス書や雑誌のように読み放題の対象が多いジャンルは、買わずに読み放題で済ませられるので電子が有利です。
ただし読み放題は解約すると読めなくなるので、手元に残したい本は改めて買うか紙で持ってください。
電子書籍と紙の本、どっちが読むのが速いですか?
慣れれば差はほとんどありません。
電子は文字サイズを自分に合わせられるので、むしろ読みやすくなる人もいます。
最初の数冊は紙より遅く感じても、慣れで追いつきます。
電子書籍と紙の本で同じ本を両方買う人はいますか?
います。
家では紙で読み、外では電子で続きを読む、という使い方です。
本当に好きな本や仕事で常に参照する本に限られますが、両方持つ価値のある本は意外とあります。
まとめ

| こんな本・場面 | 選ぶほう |
|---|---|
| 小説・漫画・ビジネス書・雑誌 | 電子書籍 |
| 参考書・料理本・図鑑・絵本・思い入れのある本 | 紙の本 |
| 外で読む・置き場所がない | 電子書籍 |
| 貸す・売る・残す | 紙の本 |
電子書籍と紙の本のどっちがいいかは、本と読み方で決まります。
「1年後に開くか」「貸すか」「外で読むか」の3つを考えれば、その場で答えが出ます。

