電子書籍を読み始めたものの、30分もすると目がしょぼしょぼして、電子書籍は目が疲れるから紙に戻そうか、それとも読み方を変えれば楽になるのかと迷っていませんか?
この記事では、電子書籍で目が疲れる本当の原因と、今日からできる対策、そして「電子書籍は目に悪い」という話がどこまで本当なのかを解説します。
読み終えると、自分の読み方のどこを直せば楽になるかが分かり、「やめたほうがいい」と決める前に試すべきことがはっきりします。
電子書籍全体の向き不向きは電子書籍のメリット・デメリット7つと6つ|向いている人の見分け方で整理しています。
電子書籍で目が疲れる原因は「液晶の光」と「近さ」。専用リーダーと設定でほぼ解決する

電子書籍で目が疲れる原因は電子書籍そのものではなく、スマホの液晶画面が光っていることと、画面を近くで見続けることの2つです。
電子ペーパーの専用リーダーに変えるか、スマホの設定を変えれば、紙と同じくらいまで疲れを減らせます。
「電子書籍は目に悪い」という話は、正確には「スマホの液晶を長時間・近距離で見ると目が疲れる」という話です。
電子ペーパーの端末は紙と同じ反射光で読むので、疲れ方は紙に近くなります。
| 読む道具 | 目の疲れやすさ | 理由 |
|---|---|---|
| スマホ(液晶) | 疲れやすい | 画面が光る。小さい画面に顔を近づける |
| タブレット(液晶) | やや疲れやすい | 画面は光るが、距離を取れる |
| 専用リーダー(電子ペーパー) | 紙とほぼ同じ | 反射光で表示。バックライトがない |
| 紙の本 | 疲れにくい | 反射光。ただし暗い場所では読みにくい |
目が疲れる4つの原因

1. バックライトの光を直接見ている
スマホやタブレットの液晶は、画面の後ろから光を当てて表示しています。
この光を長時間見続けると、目のピントを合わせる筋肉が緊張し続けて疲れます。
暗い部屋で明るい画面を見ると、差が大きいぶん負担も増えます。
2. 画面が小さく、顔を近づけている
スマホの画面は小さいので、無意識に顔を近づけて読みがちです。
近いものを見続けるとピント調節の負担が増え、肩や首のこりにもつながります。
3. 文字が小さい・行間が詰まっている
初期設定の文字サイズは、多くの人にとって小さめです。
小さい文字を追うほど目は疲れます。
電子書籍は文字を自由に大きくできるのに、初期設定のまま読んでいる人が意外と多いです。
4. まばたきが減っている
画面を集中して見ていると、まばたきの回数が普段の半分以下に減ると言われます。
目が乾き、しょぼしょぼした感覚が出ます。
これは紙でも起きますが、光る画面のほうが起きやすいです。

今日からできる対策6つ

文字を大きく、行間を広く
本を開いて画面をタップし、「Aa」のメニューで文字サイズを2〜3段階上げてください。
1ページの文字数は減りますが、目の負担は目に見えて変わります。
行間も広げられるなら広げます。
画面の明るさを部屋に合わせる
部屋より画面が明るいと疲れます。
画面の明るさは、周りの明るさと同じか少し暗いくらいに合わせるのが目安です。
スマホの「明るさの自動調整」をオンにしておくと、部屋に合わせて勝手に変わります。
背景色をセピアや黒に
白背景に黒文字は、画面の大半が光っている状態です。
セピア(薄い茶色)にすると光の量が減り、夜は黒背景に白文字(ダークモード)にするとさらに楽になります。

夜は「ナイトモード」で青い光を減らす
iPhoneの「Night Shift」、Androidの「夜間モード」をオンにすると、画面の色が暖色になります。
寝る前の読書で目が冴える、寝つきが悪いという人は、これだけで変わることがあります。
30分に一度、遠くを見る
30分読んだら、20秒ほど窓の外など遠くを見てください。
ピントを合わせる筋肉がほぐれます。
章の区切りで習慣にすると忘れません。
タブレットや専用リーダーに変える
設定を変えても疲れるなら、道具を変える段階です。
タブレットは画面が大きいので顔を離して読めます。
毎日30分以上読む人なら、電子ペーパーの専用リーダーに変えるのが、目の疲れに対するいちばん確実な対策です。
あわせて読みたい:電子書籍の始め方|端末・ストア選びから最初の1冊まで5ステップ
専用リーダーが目に優しい理由

Kindle端末や楽天Koboの端末は「電子ペーパー(E Ink)」という画面を使っています。
紙と同じように周りの光を反射して見せる方式で、画面自体は光りません。
暗い場所用のフロントライトも、画面の表面を横から照らすので、光が目に直接入りにくい作りです。
白黒表示で動画も見られないという制約はありますが、「本を読むためだけの画面」として設計されているので、目への優しさはスマホとは別物です。

専用リーダーの中では、画面の色味を暖色に変えられるモデル(Kindle Paperwhite以上)が、夜の読書ではさらに楽です。
それでも「やめたほうがいい」人

設定を変え、専用リーダーも試して、それでも目や頭が痛くなる人は、無理に電子書籍を続ける必要はありません。
眼精疲労やドライアイの症状が強い人は、まず眼科で相談してください。
また、電子書籍で目が疲れる人の中には、そもそも視力や老眼の度が合っていないメガネで読んでいる人もいます。
紙の本でも疲れるなら、原因は電子書籍ではなく目のほうにある可能性が高いです。
よくある質問

電子書籍は目に悪いのですか?
電子書籍そのものが目に悪いという根拠はありません。
液晶画面を長時間近くで見ることが疲れの原因で、これはSNSや動画でも同じです。
専用リーダーなら紙とほぼ同じ疲れ方になります。
電子書籍が読みにくいと感じるのは慣れですか?
多くは慣れと設定の問題です。
文字サイズと背景色を自分に合わせ、数冊読めば読みにくさは消えることがほとんどです。
漫画や雑誌はスマホでは文字が小さいので、タブレットのほうが向いています。
パソコンで電子書籍を読むと目が疲れませんか?
パソコンの画面はスマホより大きく、距離も取れるので、スマホよりは疲れにくいです。
ただし液晶であることは同じなので、明るさを下げ、文字を大きくする対策は必要です。
ブルーライトカットのメガネは効果がありますか?
目の疲れそのものへの効果は、はっきりした結論が出ていません。
夜の寝つきへの影響を減らす目的なら、端末側のナイトモードで青い光を減らすほうが手軽で確実です。
電子書籍を読むと頭痛がするのはなぜですか?
画面の明るさが周りと合っていない、文字が小さい、メガネの度が合っていない、のどれかが原因のことが多いです。
それでも続くなら眼科に相談してください。
子どもに電子書籍を読ませても大丈夫ですか?
スマホの小さい画面で長時間読ませるのは避けたほうがよいです。
読ませるなら、専用リーダーのキッズモデルか、大きいタブレットで距離を取って、時間を区切ってください。
電子書籍の読み方で、目が疲れにくい姿勢はありますか?
画面と目の距離を30〜40cm以上取り、画面が目線よりやや下に来る姿勢が楽です。
寝転がって顔の真上にスマホを持つ姿勢は、距離が近くなりやすく疲れの原因になります。
まとめ

| 対策 | 効果 |
|---|---|
| 文字を大きく・行間を広く | すぐできて効果が大きい |
| 明るさを部屋に合わせる・背景をセピアや黒に | 光の量を減らす |
| 夜はナイトモード | 寝つきにも効く |
| 30分に一度、遠くを見る | ピント調節の筋肉を休める |
| 専用リーダーに変える | 紙とほぼ同じ疲れ方になる。最も確実 |
電子書籍で目が疲れるのは、道具と設定の問題です。
文字サイズと明るさを直し、それでも疲れるなら専用リーダーを試してから、続けるかどうかを決めても遅くありません。

