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紙の本と電子書籍のメリット・デメリット|紙で持つべき本の決め方

紙の本と電子書籍のメリット・デメリット|紙で持つべき本の決め方 電子書籍の基礎知識・紙との比較
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電子書籍が便利なのは分かるけれど、紙の本にも捨てがたい良さがある。

紙の本と電子書籍のメリット・デメリットを、紙の側からも公平に比べたいと思っていませんか?

この記事では、紙の本のメリット5つとデメリット4つを、電子書籍と比べたときに実際に差が出る点に絞って解説します。

読み終えると、「この本は紙で持つ価値があるか」を1冊ずつ判断できるようになります。

電子書籍側のメリット・デメリットは電子書籍のメリット・デメリット7つと6つ|向いている人の見分け方で詳しく比べています。

紙の本と電子書籍のメリット・デメリットは「所有」と「手軽さ」の交換

紙の本と電子書籍のメリット・デメリットは「所有」と「手軽さ」の交換

紙の本のメリットは、物として所有できて貸せる・売れる・残せることです。

デメリットは、場所と重さと値段です。

電子書籍はその正反対で、手軽さと引き換えに所有の自由を手放します。

項目 紙の本 電子書籍
所有 物として残る。貸せる・売れる・譲れる 読む権利のみ。貸せない・売れない
場所・重さ 本棚が要る。持ち運びは重い 場所ゼロ。何百冊でも重さゼロ
値段 定価。中古なら安い 紙より安いことが多い。セールあり
目・集中 目が疲れにくい。通知がない スマホだと疲れやすい。専用リーダーなら紙に近い
読みやすさ 進み具合が手で分かる。書き込みしやすい 文字を大きくできる。検索できる
手に入る速さ 店か通販。絶版は中古頼み 数秒。ただし電子化されていない本がある

紙の本のメリット5つ

紙の本のメリット5つ

1. 物として手元に残り、貸せる・売れる

読み終えた本を家族や友人に貸す、古本屋やフリマで売る、子どもに引き継ぐ。

どれも紙ならできて、電子ではできません。

本を「回す」文化がある人には、これだけで紙を選ぶ理由になります。

2. 目が疲れにくく、集中しやすい

紙は光らないので、長時間読んでも液晶ほど目が疲れません。

通知も来ないので、読書に集中できます。

電子書籍でこれに近づけるには、専用リーダーが必要です。

3. 進み具合と位置が体で分かる

残りの厚み、ページの左右、見開きのどのあたりに書いてあったか。

紙はこうした「場所の記憶」が働くので、あとから探しやすく、頭に入りやすいと感じる人が多いです。

紙の本と電子書籍の違いを項目ごとに並べた比較画面
紙の本と電子書籍の違いを項目ごとに並べた比較画面

4. 書き込み・付箋が自由

余白にメモを書く、付箋を貼る、ページを折る。

参考書や仕事の本のように、繰り返し開いて手を動かす本は紙のほうが向いています。

電子でもハイライトとメモはできますが、自由度は紙に劣ります。

5. サービスや端末に左右されない

ストアの終了、アカウントの停止、端末の故障。

紙の本はどれにも影響されません。

何十年も残したい本は紙で持つのが確実です。

紙の本のデメリット4つ

紙の本のデメリット4つ

1. 場所を取る

本は確実に増え、本棚は確実に埋まります。

引っ越しのたびに本の処分に悩む人は多く、これが電子書籍に切り替える最大の動機になっています。

2. 重くてかさばる

通勤に分厚い本を2冊持つのは現実的ではありません。

旅行に何冊も持って行くこともできません。

読む場所が家の外にある人ほど、電子の身軽さが効いてきます。

3. 電子より高いことが多い

紙は定価販売が基本で、セールがありません。

電子は1〜2割安いうえに、セールやポイント還元で半額以下になることもあります。

たくさん読む人ほど、年間の差は大きくなります。

Kindle本の価格と紙の価格を見比べる商品ページ
Kindle本の価格と紙の価格を見比べる商品ページ

4. 手に入るまで時間がかかる・絶版がある

書店に在庫がなければ取り寄せ、通販なら数日待ちます。

絶版になれば中古を探すしかありません。

電子は「在庫切れ」がなく、絶版でも電子版が残っていることがあります。

あわせて読みたい:電子書籍の始め方|端末・ストア選びから最初の1冊まで5ステップ

紙で持つべき本・電子でいい本

紙で持つべき本・電子でいい本

紙で持つべきなのは、何度も開く本・書き込む本・人に貸したい本・ずっと残したい本です。

電子でいいのは、読んだら終わりの本です。

  • 紙向き:参考書・辞書・技術書・料理本・写真集・絵本・思い入れのある本
  • 電子向き:小説・漫画・ビジネス書・雑誌・一度読めばいい実用書
Kindleのハイライトとメモの一覧画面
Kindleのハイライトとメモの一覧画面

迷ったら「1年後にこの本を開くか」を考えてください。

開く本は紙、開かない本は電子、で大きく外れません。

紙と電子を両方使う人の現実的なやり方

紙と電子を両方使う人の現実的なやり方

どちらか一方に決めなくても困りません。

多くの人は、次のような使い分けに落ち着いています。

  • まず電子で読み、残したい本だけ紙で買い直す:読んだら終わりの本が大半なので、紙の本は本当に気に入った本だけ本棚に並ぶ
  • 外では電子、家では紙:通勤中はスマホで読み、家では紙で読む。

    同じ本を両方で持つのは特別な本だけ

  • 漫画と小説は電子、参考書と料理本は紙:ジャンルで固定すると、買うたびに迷わなくなる

紙の本の弱点である「場所」は、電子に移した分だけ本棚が空くので、残す本の置き場所は逆に増えます。

本が好きな人ほど、電子を取り入れたほうが紙の本を大切に置けるようになります。

よくある質問

よくある質問

紙の本のほうが頭に入るというのは本当ですか?

紙のほうが位置の記憶と結びつきやすいという研究はあります。

ただし、電子でもハイライトやメモを取りながら読めば差は縮まり、慣れで気にならなくなる人も多いです。

紙の本を電子書籍にする方法はありますか?

自分でスキャンする「自炊」という方法があります。

自分で読む範囲なら認められていますが、データを人に渡すのは著作権侵害になります。

紙と電子を両方買うのはもったいないですか?

本当に好きな本なら、紙を家に置き、電子を持ち歩く人もいます。

一部の出版社は紙に電子版のコードを付けていますが、一般的ではありません。

紙の本の中古はどこで売れますか?

ブックオフなどの古本チェーン、メルカリなどのフリマアプリ、Amazonのマーケットプレイスが主な売り先です。

人気の本ほど高く売れます。

紙の本は劣化しますか?

日焼け、湿気、虫食いで劣化します。

長く残したい本は、直射日光を避けて風通しのよい場所に置いてください。

電子には劣化がない代わりに、サービス終了のリスクがあります。

子どもには紙と電子のどちらがいいですか?

絵本や小さい子の本は、めくる動作や質感も含めて紙のほうが向いています。

小学生以上で読む量が増えてきたら、専用リーダーのキッズモデルも選択肢です。

紙の本を減らすとき、何を残せばいいですか?

「1年以内に開いたか」「人に貸す予定があるか」「サインや思い出があるか」のどれかに当てはまる本だけ残し、それ以外は電子に移行するか手放すと、本棚が機能的になります。

迷う本は一時的に箱に入れ、半年開かなければ手放して問題ありません。

紙の本のメリットは電子書籍で代用できますか?

目の疲れは専用リーダーで、書き込みはハイライトとメモで、ある程度は代用できます。

代用できないのは「貸す・売る・譲る」と「手触り」の2つで、ここに価値を感じる本だけ紙で持てば十分です。

紙の本の中古は電子書籍のセールより安いですか?

発売から時間がたった本は、中古のほうが安いことが多いです。

新しい本は電子のセールのほうが安くなりやすいです。

読み終えて売る前提なら、紙の中古を買って読んでまた売る、という回し方がいちばん安く済みます。

紙の本は何冊までなら電子に移さなくても困りませんか?

目安は本棚に収まる範囲です。

床や机に積み始めたら、読み終えた本から電子に切り替える時期です。

全部を電子にする必要はなく、増える分だけ電子にすれば本棚は今のまま保てます。

まとめ

まとめ

紙の本 電子書籍
所有できる・貸せる・売れる・残せる 場所ゼロ・安い・すぐ読める
場所を取る・重い・高い 貸せない・売れない・目が疲れやすい
何度も開く本、残したい本に 読んだら終わりの本に

紙の本と電子書籍のメリット・デメリットは、きれいに裏表の関係です。

どちらか一方に決める必要はなく、本の性質で使い分けるのがいちばん納得のいく答えになります。

次に読む:電子書籍と紙の本はどっちがいい?3つの質問で決める使い分け

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